2022年06月22日
  • 会員魅力発見【連載】

【(有)ナカヤ】地域に寄り添う老舗新聞店に加わる新しい視点

ご好評いただいておりますwebマガジンの連載企画「会員魅力発見」
第20回目の本日は(有)ナカヤさんです。

老舗新聞店に新しい風

(有)ナカヤさんは、創業50年目になる新聞販売店です。
現社長の中谷さんのお父様が会社を興し、二代目になります。
主な取り扱い新聞社は信濃毎日新聞、朝日新聞、長野日報の3社です。
現在はパート・アルバイト含め25名で、宮田村と西春近の一部に毎朝新聞を届けており、朝の情報提供の役割を担っています。
この4月から、中谷さんの娘さん一家が東京から宮田村に移住し、ご主人の高橋さんも(有)ナカヤの次世代を担う一員となりました。
中谷社長、高橋さんのお二人にお話を伺いました。

(有)ナカヤの皆さん。一段目左から二番目が中谷社長。上段右が高橋さん。
住宅街の一角にある(有)ナカヤ

新聞の魅力や可能性を伝えることが使命

お二人とも「とにかくお客様の朝の時間の充実につながるように、と思っています。朝起きてすぐに読めるよう、新聞をじっくりと読む時間ができるように、間違いなく、なるべく早い時間にお手元に届くように気を配っています」と口を揃えます。

正確さとスピードが求められる封入作業

社長の中谷さんは「数ある媒体の中で、新聞が一番公平性・信頼性の高い媒体と言われています。また、取り上げる題材も間口が広く、自分の予期しない情報を受け取れたり、解説や特集、読み物記事など、いろんな記事を毎日読めるのが新聞の魅力。インターネット媒体では、自分から取りに行かない情報はなかなか受け取れないので、新聞とネット、両方の特徴をうまく活用してほしいですね」と話します。
一方、高橋さんは前職では大手就職情報サイトの会社で、採用広告の制作をされていたそうです。
紙媒体の制作にも携わり、コロナ禍で人と会うことができない中、紙媒体の「実際に手元に届く、パッと見て分かる良さ」を強く再認識したといいます。
「紙媒体が減少しているのは確かです。ですが、デジタルにはない強みや価値が紙媒体にはあります。そういう新聞の存在意義を宮田村の皆さんに伝えることが販売店の役割ではないでしょうか」と語ります。
お二人ともそれぞれの視点から、新聞の魅力や可能性を語る姿が印象的でした。

コロナの影響で低迷する販売店が多い中、売上を伸ばし表彰された

移住のきっかけと宮田村の印象

移住は「一言でいうのは難しいですが、タイミングでしょうか」と高橋さん。
コロナ禍で東京での仕事が一時フルリモートになり、また外出自粛を続けるなかで、東京に住む必然性がないのでは?と思い、移住を考え始めたそうです。
はじめはフルリモートで仕事を続けつつ、移住することも考えたそうですが、「地元に溶け込むには、やはり土地の人たちと同じ時間軸で生活することが大切、であればその土地に縁のある仕事をしよう」と考えたといいます。
そこへ中谷社長から代替わりの相談もあり、中谷家、高橋家の家族みんなで話し合い、(有)ナカヤへの転職を決めたそうです。
妻の実家ということもあり以前から行き来し、宮田村の雰囲気は知っていた高橋さん。
「住みやすいですし、過ごしやすいですよね。買い物も少し足を延ばせば、ほぼほぼ事足りますし、不便さはないですね。まだ移住してきたばかりですが、充実した毎日が送れています」と話していました。

4月から(有)ナカヤの一員に。高橋さんご夫婦

(取材者:地域ライター 菊地美紀)

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宮田村商工会 会員情報((有)ナカヤ)

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