2022年06月08日
  • 会員魅力発見【連載】

【(有)ピーアンドシー】お客様の希望を丁寧に叶える設計事務所

ご好評いただいておりますwebマガジンの連載企画「会員魅力発見」
第17回目の本日は(有)ピーアンドシーさんです。

創業30年の熟練建築士

(有)ピーアンドシーは、浦野さんが設立した設計事務所です。
建設会社に勤めていた昭和58年に一級建築士を取得され、平成4年10月に独立、開業。
自宅敷地内にある事務所で、同じ建設会社に勤めていた奥様が事務方を手伝いながら、実務は一人でされています。
一般住宅だけでなく、マンションなどの共同住宅、工場、倉庫、店舗など幅広く手掛けています。
建築士の仕事は、建物の設計をするだけでなく、建築するにあたって、その土地の傾斜や起伏などの土地の形状を測量をすることや、建設中の監理、建物の耐震診断やブロック塀などの診断、改修箇所の助言なども仕事に含まれるそうです。

自宅敷地内にある設計事務所

お客様の希望と法令遵守の間で

仕事の依頼は、知り合いや以前のお客様からの紹介で依頼をされることが多いそうです。
県内各地で依頼があれば向かうといった感じで、現在も松本市や木曽エリアの建築に関わっています。
宮田村内の建築物では、山荘の改修工事やトイレの設置、高齢者支え合い拠点施設、消防車庫の建設など。
商業施設では、「オヒサマの森」や駅前の「スナック佐と美」の設計に携わっています。
今はインターネットでさまざまな情報が得られる時代。
お客様が自らネット上で情報を拾ってきて「こんなふうにしたい」と資料として持ってくる方がほとんど。
しかし、提示された資料と、実際に建築する土地の条件が全く同じということはほとんどないので、建設地にあった形で実現させるのがとても難しいそうです。
「実際の設計には、建築基準法、消防法、農地法、防火地域か準防火地域かなど、本当にさまざまな法律が関係していて、少しずつ改正もされている。
少し場所が変わるだけで適用される法律が変わってくるので、それを調べ上げるだけでも大変。
そこが難しいんだよね」と話します。

天狗荘
駒ヶ岳山荘トイレ
消防車庫

ひとつの案件で長いお付き合い

設計の依頼をいただくと設計に数ヶ月から長いと1年間かかり、その後建築工事が始まっても、監理という形で完成まで関わるので、一つの案件で1年ぐらいと長いお付き合いになるそうです。
「家族構成や年齢、設計する家の間取りなど、建築の設計に必要な情報は、個人情報の塊みたいなもの。
個人情報の取り扱いには十分気を配っている」と浦野さん。
ひとつひとつの案件に丁寧に関わる姿が浮かびました。
村から委嘱され、都市計画審議会や、景観審議会を兼任されており、むらづくりにも、建築士としての視点で参画されています。

高齢者支え合い拠点施設

(取材者:地域ライター 菊地美紀)

(有)ピーアンドシーさんの情報はこちら↓↓↓
宮田村商工会 会員情報((有)ピーアンドシー)

宮田村商工会では、会員さんから「商工会ホームページ/Webマガジン」で発信したい情報を随時募集しています。
詳しくはお問合せください。

宮田村商工会(電話0265-85-2213)

関連する記事