2022年04月07日
  • 会員魅力発見【連載】

【(株)南田建設】宮田の安全を守る 株式会社南田建設

ご好評いただいておりますwebマガジンの連載企画「会員魅力発見」
第2回目の本日は、(株)南田建設さんです。

地域密着の建設会社

総括部長である平澤さんにお話を伺いました。
(株)南田建設は、創業56年を迎える地域に密着した建設会社です。
主な事業は建設業、土木業、造園業など。
特徴的なのは公共事業が多いことで、公共事業と民間からの仕事の割合は約半々。
公共事業では防火水槽や上下水道の整備、林道の整備等の村の土木事業や、最近新しくなった消防団の車庫の建設も(株) 南田建設のお仕事だそう。
民間のお客様は、村内の方が大半で、しかも長年のお付き合いになる方が多いといいます。
「ひとつ頼まれると、その後もいろいろと頼まれるもんで」と照れ臭そうに話す平澤さん。
スポットで仕事を獲得する企業が多い中、昔からのお客様が多いのは、信頼の証だなと思いました。

お話を伺った総括部長の平澤さん
防火水槽(写真提供:㈱南田建設)
イラストがかわいい消防団車庫

ご縁を大切に地域の安全を守る

平澤さんは、25歳から村の消防団に所属され、消防団長まで務められました。
(株)南田建設のある南割地区の消防団は、長年消防訓練をする場所の確保に苦労をされていたそう。
そこで、社屋の建設の際に「ならば、消防団の練習ができるように敷地内にスペースを作ろう」と計画しました。
南割消防団の練習場として、場所や照明を提供。
このような活動もあり、平成26年からは消防団協力事業所の登録をされています。
また、積極的に新しいことを取り入れるよう意識していると話す平澤さん。
22年前に、いち早く会社のHPを開設し、ご自身で毎日更新。
1日に1万回ものアクセスがあるそうです。
他にも、今年1月にはSDGs推進企業にも登録されています。

地域の方々とのご縁を大切にしながら、新しいことも積極的に取り入れ、地域の安全を守る活動に貢献されています。

消防練習に提供している敷地
消防協力事業所とSDGs推進企業の登録証

高齢化が進む建設業界を心配

今心配しているのは、後継者問題。
業界全体でも若年層や資格保持者が減っており、上伊那では有資格者登録の割合は、一時期の半数ほど。
社員も高齢化してきており「近い将来、困るのでは」と危機感を感じています。
「建設業界は力仕事のイメージが強いが、CADや土木ソフトなど、早くからパソコンを取り入れている業界でもあるので、スキルを身につけるにも良い。デスクワークよりも、体を動かすほうが好きという人もいるはず。そういう若い人に来てもらいたいね」と話されていました。

パソコンでの作業も欠かせない

(取材者:地域ライター 菊地美紀)

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宮田村商工会 会員情報((株)南田建設)

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