2022年04月18日
  • 会員魅力発見【連載】

【(株)ミヤタ】モノづくり宮田村の雄

ご好評いただいておりますwebマガジンの連載企画「会員魅力発見」
第7回目の本日は、(株)ミヤタさんです。

ばね部品製造からスタートし3工場67名の企業へ

宮田村民会館から屋内運動場の方へ下りていくと、緑字で「Miyata」と書かれた看板が目に入ります。
ここは第二工場で、今回訪問した本社・第一工場がその奥にあります。
更に同社は駒ヶ根市に第三工場も展開していて、総従業員は67名。
創業は1967年、今はテーケーさんの敷地となっている村役場の西側の地で、ばね部品製造をスタートさせました。
その後スチール家具部品製造などを経て、現在はパイプ部品が主な製造品目です。

第二工場
本社・第一工場

製造品目と私たちの暮らしとの繋がり

パイプ部品と言ってもピンと来なかったのですが、ご対応いただいた総務部の手塚さんから、エアバッグや消防の送水管、ドライ真空ポンプなどの最終製品に組み込まれていることを教えていただきました。
エアバッグは車社会となっている私達の生活の安全になくてはならないもの。
消火栓というと赤い鋳鉄製のものが一般的ですが、都会のビルでは予め送水管が敷設され、それに消防車を接続して高層階に送水する仕組みになっています。
(株)ミヤタでは、その送水管を作っています。
半導体や液晶は真空中でサブミクロンの回路を焼付け生成されますが、ドライ真空ポンプはその真空を発生させる不可欠なハイテクを支える産業機器。
このようにここで作られた部品が暮らしの安全・安心や超先端分野を支えているのですね。

エアバック部品:ディフューザー(写真提供:株式会社ミヤタ)
送水管

品質重視と技術の積極的獲得

同社は2000年にISO9002を認証取得し、その後ISO9001に切り替えて今日まで維持をされています。
社内の所々に品質方針が掲げられ、技能資格の取得にも熱心な様子も伺えました。
顧客からの苦情も職場内で共有化し、徹底した再発防止に努められるなど、品質の確保や向上に拘る経営姿勢を感じました。
ロボットを活用して自動化が図られた工程も所々にあり、新しい技術の獲得も積極的に行われています。

技能と技術の両輪で

手塚さんから「アットホームで働きやすく技能者も長く勤められているところが自社の誇れるところです」と、お聞きしました。
技能者が大切にされて長く勤められ、且つ新しい技術の獲得にも積極的であることが両輪となって、私たちの暮らしの安全や超先端分野を支えていることを知り、モノづくりの宮田村を実感し、誇らしく思えた取材となりました。

ご対応いただいた総務部の手塚さん

(取材者:地域ライター 大城清志)

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