宮田村で創業・開業した 先輩インタビュー

スパイスカレーとラム料理のお店を運営 青空のトビラ 宮井訓(おさむ)さん

2020年7月にオープンした「青空のトビラ」は、国道153号と県道221号が交わる駒ヶ原交差点のすぐ近くにあります。スパイスカレーとラム料理、創作和え麵のお店です。かつてこの場所には別の飲食店が営業していましたが、しばらく空き店舗になっていました。
 店主でシェフの宮井訓さんに店を開いた理由などについて伺いました。

Q1.「青空のトビラ」って素敵な名前です。どんなお店ですか
宮井 店名は、大好きな浜田省吾のアルバム「青空の扉」からいただきました。もともと、汁なし担々麺の専門店がやりたかったのですが、ラムも好きだし、大阪でスパイスカレーを食べたら美味しかったので、メニューに加えようと。とにかく自分が食べて美味しかったものをお出ししています。ご飯には宮田村産減農薬米を、野菜はなるべく地元で作られているものを使用しています。一度食べてもらったら知らず知らずのうちに常連になってもらえるお店を目指しています。
Q2.飲食店を始めようと思われた理由を聞かせてください
宮井 宮田でランチを食べられるところを増やしたかったからです。この国道沿いを含め、最近村内でランチを食べられるところが少なくなりました。村の人も村外の方もお昼に立ち寄る場所が増えれば、地域の賑わいも自然と生まれます。昔フランス料理のコックをしていた経験を生かして、少しでも地域の力になればと考えました。夜は予約で営業しています。
 店をオープンしたとたん、コロナウイルス感染症が拡大して心が折れましたが、なんとか頑張って営業しています。
Q4.もともとここは別のお店でしたよね
宮井 ええ。2階には前のお店をやっていた方のご家族が今も住まわれています。私は1階のお店だけお借りしています。店づくりの段階で、2階にお住まいの方のプライベートに十分気を配ることで、互いに良い関係を保っています。
 起業のとき心配だったのは資金面ですが、商工会に入ったことで有利な条件で融資を受けられ、店内の改装もできました。また、商工会員限定で年間10万円を上限にいただける商工業活性化補助金は、ショップカードや看板の作成、コーヒーマシンの購入等に役立っています。それに、商工会にいるといろんな情報が入ってくるので、商売を続けていくうえでメリットに感じています。
Q6.宮井さんは村議会議員としても、村の課題に向き合っていますね
宮井 障がいを持つ方の教育や雇用を進めるため、少しでもお役に立てたらと思ってのことです。
 フランス料理店やホテル勤務の後、東京都内で学習塾を経営していた私は、たくさんの子どもたちと触れ合ってきました。そして、私の親友が障がいをもつ自身の娘さんを思い「親が死んだら残されたこの子はどうなるんだろう?」ともらした言葉をきっかけに福祉への関心が芽生えました。障がいを持つ方が独り立ちできる教育や雇用の環境をつくらなければならないと考えたのです。
 20数年前移住したとき、宮田村内の対応は不十分に感じていました。障がいをお持ちの方ははなかなか表に出られず活躍の場が限られているようでした。社会へ出さないのがこの村では普通でした。でもあれから、何より保護者や障がいをお持ちの方々の頑張りで、保育園含め学校の職員さん、そして地域の皆さんの理解があって、今では宮田は、障がいを持つ方々の教育が上伊那で進んだ地域になりました。
Q9.障がいを持つ方が自活していくには、今後何が必要でしょう
宮井 教育環境が整う一方で、雇用がまだまだ進んでいません。障がいの程度にもよりますが、仕事をしてもらえば彼らはすごい才能を発揮します。もちろん多少融通が利かないところはあるかもしれないけれど、一人一人の特性を見極めて各々に相応しい仕事や作業に就かせてあげたら、皆一心不乱に取り組みます。いずれはこの店でも障がいをもつ方々に活躍してもらえる場が作れることが出来るとうれしいですね。
 障がいを持つ方が社会に出ていくことは、本人にとって良い刺激になります。仕事を得てお金を得られれば将来への不安もなくなります。地域の理解もより深まり、災害時など困った時も速やかに手を差し伸べられます。
 この村に私が移住したとき、これ以上の景色はない素晴らしい村だと思いました。縁あって暮らすようになったこの村の、賑わいづくりや福祉に細やかながらこれからもお役に立てたらと思っています。

青空のトビラ

〒399-4301長野県上伊那郡宮田村6212-2

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